親子は一世

親子の関係は、現世だけのものであるということ。後に「夫婦は二世、主従は三世」と続け、夫婦の関係は現世と来世に及び、さらに主従の関係は現世はもとより前世・来世にまで及ぶとして、夫婦関係、とりわけ主従関係の縁の深さを強調する。親子→夫婦→主従と自然の順序(人情)に逆らって述べるところに、封建時代の人為的な道徳観(義理)がうかがえる。


現世だけでも本当の人間の子供で居たい筈だろう。親が鬼畜だと子供は、どうなるのだろうか。