2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

痛む上に塩を塗る

痛む傷の上に塩を塗ればさらに痛さが増すことから、悪いことの上にさらに不運が重なるたとえ。

怨み骨髄に入る

心底から恨むことのたとえ。恨みが骨の芯までしみ通るの意。

以耳代目

実際には見ていないのに聞いただけで見たことにする。他人の報告をそのまま信用すること。

因循姑息

古い習慣に従って改めず、また、一時しのぎに間に合わせのやりかたをすること。

飢えては食を択ばず

飢えている人は食べ物をえり好みをしないものだ。

瓜の蔓に茄子は生らぬ

平凡な親からは非凡な子は生まれないということ。また、原因のない結果はないということ。

息の臭きは主知らず

自分の欠点や醜悪さは自覚されないものだ、ということ。自分の息の臭さは自分では分からないことから言う。

嘘吐きは泥棒の始まり

平気で嘘を言うようになると、平気で盗みを働くようになるということ。

魚の目に水見えず人の目に空見えず

余りに身近なものは、大切なものであってもかえって気づかれにくいということ。水中の魚には水が見えず、人には空気が見えないの意から言う。

牛を馬に乗り換える

不都合、不利な方から、好都合、有利な方に切り換えること。足の遅い牛から速い馬に乗り換える意。

鵜の真似をする烏

自分の能力を省みないで、いたずらに人まねをすると失敗するということ。鵜のまねをして魚を捕ろうとする烏は水におぼれるの意から言う。

言わぬは言うに勝る

口に出さずに沈黙している方が、口で言うよりも、かえって深い意味を相手に伝えるということ。

有象無象

たくさん集まったくだらないもの。仏教で言う、宇宙にある有形無形のすべてのもの(森羅万象)の意から転じた。「象」は形の意。

以肉去蟻

蟻の好きな肉で蟻を追い払おうとすると、かえって無数の蟻が集まってくる。方法を間違うと逆効果を招くということ。

烏合の衆

集まって騒ぐだけで、規律も統一もない群衆のことを言う。カラスの群れに見立てて言うことば。

牛は牛連れ馬は馬連れ

同類のもの、似たものどうしは集まりやすいものだということ。

一知半解

物事をあやふやにしか理解していないこと。なまかじり、なまはんかのこと。

一場春夢

人生のはかないことのたとえ。人の栄枯盛衰は、春の夜のように極めてはかないという意味。

内股膏薬

都合次第であちらについたりこちらについたりして、定見・節操がないこと。内股に貼った膏薬が両方の股にくっつくの意で、昔の膏薬は表裏両面ともべたついたことから言う。

命長ければ恥多し

長生きすれば、何かと恥をさらす機会が多いということ。

犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ

犬でさえ主人の恩を忘れないのだから、まして人は恩知らずではないけないということ。

石に漱ぎ流れに枕す

負け惜しみが強く、自分の誤りにうまい屁理屈をこねて言い逃れをすること。晋の孫楚は「石に枕し流れに漱ぐ」というべきところ、「石に漱ぎ流れに枕す」と言い誤って、友人の王済にからかわれたが、負けん気の強い彼は「流れに枕するのは耳を洗うためであり…

一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ

一人がいい加減なことを言い出すと、世間の人はそれを事実として伝えてしまうということ。一匹の犬が物の影を見て吠え出すと、周りの犬がつられて吠え出す意。

後の祭り

手遅れになること。特に、取り返しがつかなくなること。祭りが済んだ後の神輿や山車が、用済みとなることから言う。

移花接木

花の枝を接ぎ木する。ひそかに人や物を取り替え、表面をつくろうこと。巧みにすり替える。

徒花に実は生らぬ

どんなに格好をつけても、内容が伴わない方法では良い結果は期待できないということ。「徒花」は、綺麗に咲いても実の生らぬ花のこと。

殷鑑不遠

鑑みる戒めは、すぐ手近にあるというたとえ。

一文不通

無学で文字を知らないこと。

芋の煮えたも御存じない

甘やかされて育ち、世間知らずでぼんやりしている人をあざけって言う。芋が煮えたかどうかの区別もつかないの意で、もと殿様や姫君の無知を笑った。

天知る神知る我知る子知る

二人だけの秘密にしたくとも、天も知り神も知り相手も自分も知っているのだから、不正は必ず露見するということ。昌邑の町長王密が「夜なので誰にも気づかれません」と言って、黄金十斤の賄賂を差し出したとき、楊震は「天知る神知る我知る子知る、何ぞ知る…