鹿を指して馬となす

間違いをどこまでも押し通すこと。秦の始皇帝の死後、実権を握った趙高は群臣が自分に従順かどうかを試してみようと考えて、馬だと偽ってしかを二世皇帝に献じた。群臣の中で趙高におもねる者は沈黙したり、「馬だ」と言ったりしたが、「鹿だ」と言った者は皆殺しにされたという。『史記・秦始皇本紀』に見える故事に基づく。



人工の世界のようだ。患者なのに「先生」と呼ばなくてはならない、鬼畜の世界。